祝:吉野さんノーベル賞受賞(拍手)

皇紀2679年12月12日

 名城大学教授の吉野彰さんがノーベル授賞式に臨みました。

 吉野彰さんはリチウムイオン電池の開発への功績で、テキサス大学オースティン校(米国)教授のジョン・グッドイナフ(John Goodenough)、英国出身でニューヨーク州立大学ビンガムトン校(米国)教授のスタンリー・ウィッティンガム(Stanley Whittingham)とともにノーベル化学賞受賞となりました。

ノーベル賞授与式の様子

34:30頃から吉野さんへの授与

吉野彰さんのノーベル賞受賞会場での講演
Brief History and Future of Lithium-ion Batteries

賞金は3人で分けられると言うことです。

 日本はエネルギー資源に乏しく、先進国から取り残されないためにはこうした科学技術の振興を進めるべきなのですが、現実は・・・

iPS研究予算「いきなりゼロは理不尽」

京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長は11日、日本記者クラブ(東京・千代田)で記者会見し、再生医療用のiPS細胞作製を支援する政府の大型研究予算が2022年度で終わる予定であることについて「いきなり(政府の支援を)ゼロにするのは相当理不尽だ」と述べ、支援の継続を求めた。
山中氏がノーベル生理学・医学賞を受賞した12年以降、政府はiPS細胞研究などに10年間で1100億円を拠出することを決め、その中で再生医療用のiPS細胞作製に取り組んできた。

山中氏はこれまでの研究を「オールジャパン・ワン・チーム体制で進めてきた」と評価し、作製したiPS細胞を使った移植手術の実施などを成果に挙げた。

23年度以降の支援のあり方については政府内で議論が続いている。山中氏は「一部の官僚の考え」と断った上で、政府の支援がゼロになる案を耳にしたと指摘。「(政府の専門家会議など)透明性の高い議論での決定なら納得だが、違うところで話が決まってしまうと理由もよくわからない」と不満を述べ、意思決定の過程に透明性を求めた。

山中氏らは9月、iPS細胞を備蓄し、研究機関などに提供する京大の「ストック事業」を担う一般財団法人を設立した。記者会見では、このほど内閣府に対し、税制優遇を受けられる公益財団法人になるための申請をしたことを明らかにした。(日本経済新聞)

iPS研究予算「いきなりゼロは理不尽」 山中伸弥所長
 

山中さんのような著名で実績のある人物でも研究環境を安定させられないこの惨状は何とかならないのでしょうか(まじ)?

 そう言えば山中さんは仕事の半分以上はスポンサー探しをしているとどこかの記事で見たことがあります。日本の優秀な頭脳をこんな事に使ってて良いのでしょうか(かなし)
 以前の記事でも書きましたが特に理系の現場では研究費(科研費)が削られて実験設備やそれを扱う職員が十分に確保できていません。その環境が続くと、ただでさえ物的資源が乏しい日本は技術や人材が頼みの綱なのにそれが育たずいずれ科学立国から転落し国全体が貧乏になってしまいます。
 また科学技術だけで無く、農産物でも折角長年かけて育てた果物が盗まれて安価で販売されている実態にも何らかの対策を打たねばなりません
例:韓国産シャインマスカットが中華圏で人気 広島産の種を盗んで栽培し、より安価に販売
 松阪牛の精子も狙われていると聞きます。大事にならないうちに対策を(うる)
 この他にも課題が山積みなのに『シュレッダーすごい!』とアホなことをやっている場合ですかっ!!(いかり)
 

 ではでは~ε=ε=ε=ε=ε= タタタタ・・・。゜.☆ ドロン♪♪