作業船見学(ん)

皇紀2679年6月23日

 今日は夏至。日中の時間が一番長い日ですね。
今日は海洋作業に使われる浚渫船を見に行きました

 以前、こちらの記事で浚渫船の記事を書きました。
今回は前回とは違う種類の浚渫船3隻が寄港と言うことで期待が持てそうです。
場所はここ↓

 その浚渫船

浚渫船良成丸

 小島組が所有する「良成丸」と言う作業船で前の記事で書いた「五祥」よりも二回りほど小さい船です・・・がこれでも浚渫能力は30立方メートルあります。(「五祥」は200立方メートル)
 デモンストレーションを丁度やっていました。

良成丸デモ

 別の浚渫船はこちら。

空気圧送船KR3000

「五祥」よりも大きいですね・・・マンション8-10階並の高さがあります(びっくり)
浚渫も出来ますが、揚土(土を運んできた船から土を荷揚げすること)も可能で港湾に特別な施設がなくてもこの船だけで土を埋め立て地などに直接土を置くことが可能だそうです。

空気圧送船KR3000バケット部分

 土や、海底に溜まったヘドロなどをすくい上げる部分です。二機あります。一つあたり20立方メートルすくい上げる能力があります。
バケットの下にある漏斗型の黒い容器に土を放り込みその下に圧縮機と送出パイプがあって、これでパイプを通して土を陸や別の船に送り出します。

空気圧送船KR3000カウンターウェイト

 バケット重量を支えるワイヤーと重りです。大きいですねw

空気圧送船KR3000操舵室

 浚渫や陸上への送土など作業に関する制御を行う中枢部。パソコンで集中監視しているそう。奥にあるモニタはSamsung製・・・日本製でないのが残念^^
 
 残り一つは

清龍丸

 清龍丸という浚渫も出来ますが主作業は油回収を行う船です清龍丸詳細
 後ろにヘリポートが付いています。

船主 (国籍) 国土交通省中部地方整備局(Japan)
建造所 三菱重工業(株)神戸造船所(No.1258)
起工 2004.3.30
進水 2004.10.28
引渡 2005.3.31
船級 JG
航行区域 Greater Coasting(international voyage), but limit to A3 area.[近海区域(国際航海)、A3水域]
全長 104.00m
垂線間長 96.00m
全幅 (Bmld)17.40m
深さ (Dmld)7.50m
喫水 (dmld(design))5.60m
総トン (international)4,792T
載貨重量 (design)3,579t
速力 (泥倉満載)12.6kn (泥倉空倉)13.5kn
主機関 (発電機欄参照)
プロペラ 4Blades CPP(スキュードカプラン)×2
主発電機 (Prime Mover:ディーゼル機関2,860kW×2)2,600kW×2
乗組員数 (国際、近海)40 (非国際、沿海)80
船型 Flush decker, with forecastle & poop(船首尾楼付平甲板)
清水槽 308立方メートル
その他 貨物槽容積:(泥倉)1,700立方メートル(油回収槽)1,5000立方メートル
特記事項 (1)浚渫システム;アフトセンタードラグ方式、幅広ドラッグヘッド×1
浚渫ポンプ8,000立方メートル/h×1、リサイクル兼排泥ポンプ8,000立方メートル/h×1
(2)油回収システム;舷側設置式油回収器 渦流式×2(水ジェット式集油装置付)
油回収ポンプ250立方メートル/h×4、スキッパー方式油回収器×2
(3)防災システム;ヘリコプターデッキ、情報収集システム
燃料油槽:531立方メートル

 インフラを下支えするこのような特殊な機械は非常に興味があります。この船たちは普段は沖合に出ていてまずお目にかかれません。身近に見ることが出来る貴重な機会でした。(ん)
 以上機械好きなおばさんのレポートでした^^

 ではでは~ε=ε=ε=ε=ε= タタタタ・・・。゜.☆ ドロン♪♪
【2019年6月23日 記事訂正】

一般,科学

Posted by まっちゃん