世界計量記念日(ん)

 今朝ひんやりとしましたね。一昨日金曜日夜はあれほど蒸し暑かったのに、土曜日朝には一気に涼しくなりました。東北山間部では(ゆき)が舞ったとか?
 さて今日は世界計量記念日(World Metrology Day)。「メートル条約」締結125周年を記念して2000(平成12)年から実施されています。また成田空港開港から40年経ちましたね。
 ちなみに日本だけの「計量記念日」は11月1日です(ん)紛らわしいですねw

Poster
©2018 World Metrology Day Team.

 以前、「単位の話」として日本古来の単位について書きましたが、そもそも単位ってどう定義されているか。世界標準であるSI単位系のうち身近にあるkg(キログラム),m(メートル),s(秒)の3つについて調べてみました(ん)

kg(キログラム)
国際キログラム原器により1キログラムが管理されています(英文:The kilogram is the unit of mass; it is equal to the mass of the international prototype of the kilogram.)。1879年(明治12年)にフランスで3個作られそのうちの1個が原器として選ばれました。この原器はフランス、パリ郊外セーヴルにあるBIPM(https://www.bipm.org/en/about-us/)に保管されています。材質はプラチナ90%,イリジウム10%の合金製で直径と高さが共に39mmの円柱形で二重の気密容器に入れられています。
キログラム原器
日本には1890年(明治23年)にBIPMから配布されました。
その後4つ追加、並びに置き換えが行われて今では公式には6つのキログラム原器があります。International Prototype of the Kilogram以前は一辺が10 cmの立方体の体積の、最大密度における蒸留水の質量を1キログラムと定義されていました。(水が最大密度になる温度は摂氏3.98℃)
m(メートル)
現在の定義は「1/299,792,458秒間に光が真空中を伝わる行程の長さ」(英文:The metre is the length of the path travelled by light in vacuum during a time interval of 1/299 792 458 of a second.)。以前はメートル原器が採用されていました。材質はキログラム原器と同じで断面がX形をしています
メートル原器
s(秒)
現在の定義は「セシウム133の原子の基底状態の2つの超微細準位間の遷移に対応する放射の9,192,631,770周期の継続時間」(英文:The second is the duration of 9 192 631 770 periods of the radiation corresponding to the transition between the two hyperfine levels of the ground state of the caesium 133 atom.)
1968年(昭和43年)に定義されました。
以前は地球の公転を元にして決められていました。

 キログラム以外は物理現象を基準に定められています。ところがキログラム原器での管理は盗難や災害などの影響を受ける恐れや表面の汚染などにより質量が変わってしまう恐れがあり、現代科学ではこの不安定さは容認できないことから、キログラムの定義を変えるための準備が現在行われていて、来年の世界計量記念日をめどにキログラムの定義がプランク定数に基づく定義に変わりそうです。質量の単位「キログラム」の新たな基準となるプランク定数の決定に貢献

 ところで日本で秒計測の元となる時計は東京都小金井市にある情報通信研究機構(NICT)にあって、秒は長期間(5日以上)の周波数安定度に優れたセシウム原子時計18台と短期間(5日以内)の周波数安定度に優れた水素メーザ4台から作られています。精度は数百億年に1秒狂うかどうかの精度らしいですねw
 ちなみに情報通信研究機構ではインターネット時刻を配信してますのでパソコンの時刻同期設定に情報通信研究機構のサーバーを指定しておくと、より正確な時刻に自動調整されますので何かと都合がいいですよ(ん)
 確かWindowsでは初期設定がtime.windows.com(海外)になっているはずなのでntp.nict.jpにします(国内)。公開NTP

 ここまで書いて疲れちゃったので他の単位についてはまた次の機会に(^^;

 ではでは~ε=ε=ε=ε=ε= タタタタ・・・。゜.☆ ドロン♪♪

【5月21日 一部修正】